ウェッジ・シェイプが平たく尖っているのに対し、車体全体が一つの塊として構成されているのが、弾丸形スタイルです。そのため、先端が尖っている印象はあまり受けません。
メルセデスV8エンジンをミッドに搭載するイズデラ・インペレーターは、写真のようなルーフ・ミラー形式だけでなく、通常のサイドミラー形式やリトラクタブル・ヘッドライト形式など、車体に複数のバリエーションが存在しています。
ID90は後のEB110への、カーラは後のガヤルドへのデザイン・スタディ(コンセプトカー)です。ぎこちない直線基調のガヤルドより、優しい曲線基調のカーラの方が、ベビー・ランボ(V10)のイメージに合っています。採用されず残念です。
ボルタは、トヨタのハイブリッド・ユニットを搭載し、電池を発明したイタリア人科学者アレッサンドロ・ボルタの名を冠したコンセプトカーです。なお、電圧の単位ボルトは彼の名に由来しています。プリウスがボルタのデザインだったら、日本の路上はもっと美的感性に溢れていたのではないでしょうか。