世界モデルカー博物館は、独立して存在する展示館ではなく、『創造広場アクトランド』という複合型知的エンターテインメント施設の中の一展示館です。謂わばアクトランドは、シネマ・コンプレックスの博物館版のような存在です。
車関係だと、実車のクラシックカーやボンネットバスの展示館もあります。黎明期1900年代からの自動車を目の当たりにすると、50年代以降の2ドア・クーペの魅力を再認識できるかもしれません。ここからはアクトランドの施設について紹介します。
7 世界モデルカー博物館 ≫ 7-1 展示理念 7-2 展示概要 7-3 アクトランド 7-4 来館案内
芸術・文化・技術の融合
創造広場アクトランド(ACTLAND)は、芸術(Art)、文化(Culture)、技術(Technology)に関する第一級の展示館を集結させ、その相乗効果で “創造” の面白さを体感し、“感性” を磨く、複合型の知的エンターテインメント施設です。
1988年から続く旧・龍馬歴史館を継承・発展させる形で2015年5月に開館しました。施設の運営を通じて、現代の若者達に「モノづくり」の醍醐味を伝え、地元の歴史や文化財を保護し、坂本龍馬に代表される「創造的な精神」を次世代へと伝承していきます。
アクトランドの中心的施設は、龍馬歴史館を始めとする8つの展示館です(2017年時点)。1本の映画を観るためにシネマ・コンプレックスへ出掛けるように、アクトランドでもまずは特定の1館を目的に、足を運んでみてください。
集まってはいても1館1館が個性的で、他では決して見られない優れた展内容です。まず単館をじっくりご覧になれば、自ずと他の館へと関心が広がります。アクトランドは発展途上ですので、展示館は今後もさらに増殖していきます。お楽しみに。
龍馬歴史館
Ryoma History Museum
土佐が生んだ幕末の英雄、坂本龍馬激動の人生を等身大の蝋人形でリアルに3D再現した、世界で唯一の展示館です。歴史的瞬間にタイムスリップし、革新的で創造性にあふれる『龍馬精神』を感じ取ってください。
世界偉人館
World Celebrity Museum
大戦後の近代史に大きな影響を与えた、世界の指導者や文化人たちをリアルな蝋人形で再現した展示館です。教科書や映像とは違う感じ方で歴史を楽しんでください。先人の偉業に未来へのヒントがあるはずです。
ニーオアフリカンギャラリー
Nee-Owoo African Gallery
アフリカ・ガーナ共和国の芸術家、フランク・ニーオが確立した独自スタイルの作品を、世界で最も多く収蔵する展示館です。4種類の金属で描き出すアフリカンテイストの作風と、金属ならではの光沢が魅力的です。
絵金派アートギャラリー
Ekin-ha Art Gallery
幕末に活躍した土佐の天才絵師「絵金」の作品と、同時代に描かれた日本画の展示館です。絵金ならではの鮮やかな色彩、時間と空間を超越した構成、登場人物の躍動美迸る情念など、斬新な画風が魅力的です。
世界モデルカー博物館
World Model Car Museum
全長10cmほど、手の平サイズの精巧なモデルカー3700台を展示する、世界初で唯一の本格的博物館です。大人の美術工芸品としての完成度と、モデルカーだからこそ実現できた名車ヒストリーをご堪能ください。
世界クラシックカー博物館
World Classic Car Museum
60年の歳月をかけて収集した1907年以降のクラシックカーを展示する博物館です。1台1台の個性的な造形美や、現代の自動車文明の礎を築いた、当時最先端のエンジニアリングなどをお楽しみください。
ボンネットバス博物館
Bonnet Bus Museum
昭和中頃まで庶民の足として活躍したボンネットバスを展示する博物館です。時代に取り残され廃車同然だった車両などを完全にレストアし、当時の性能とボンネットバスの美しさや可愛らしさを現代に甦らせました。
クマ’sコンテナギャラリー
KUMA's Container Gallery
主要8展示館は入館料が必要ですが、アクトランド内への入場は無料です。その中には、超巨大ジャングルジムや人力駆動の大型遊具、アートの池や工業化の歴史を今に伝えるレトロな機械装置、日本一の大型発動機などがあります。
これは、卓上ゲームに依存しがちな子供達に、全身を使った腕白体験の場を提供しているのです。また、廃材で組み上げたメタルアートや珍しい和と洋の大工道具、電話機コレクションなどもあり、これらはアクトランド場内で無料で楽しんで頂くことができます(下の写真は2015年5月のグランドオープン時)。
詳細情報は下記のロゴをクリックしてアクトランドのウェブサイトをご覧ください。
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